東武東上線鶴瀬駅 徒歩9分
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小児泌尿器では、お子さまによく見られる腎臓や膀胱、尿道などの病気を幅広く診療します。この時期は、夜尿症などによって集団生活の場(幼稚園や小学校など)で支障をきたすお子さまもいます。当院では、こうした泌尿器のトラブルについても対応いたします。下表のような症状がみられたときは、お気軽に当院をご受診ください。
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亀頭包皮炎は、亀頭の先端部分や包皮に炎症が起こる病気であり、包茎によくみられます。このようなお子さまは、亀頭と包皮の間に常在菌が繁殖して炎症が起こりやすくなっています。包皮と亀頭が癒着していると、包皮をめくることが難しく、その間に恥垢が溜まってしまい、表皮ブドウ球菌やレンサ球による感染が起こりやすいのです。「おちんちんが痛い」とお子さまが言っている場合は、亀頭包皮炎の可能性があります。包皮が赤く腫れている、排尿時に痛がる、尿道の先からは膿が出ているなどの症状がみられたときは、お早めに当院をご受診ください。患者さまの状態を確認したうえで、ステロイドの軟膏や抗菌薬による治療を行います。
一般的には「おねしょ」と呼ばれることが多いですが、5歳を過ぎても月1回以上の頻度でおねしょがあって、その状態が3ヵ月以上継続している場合は「夜尿症」と呼ばれます。この主な原因ですが、大きく2つに分けられます。ひとつは夜間尿量の増加です。私たちが寝ている間は、抗利尿ホルモンが分泌され、それによって尿量が抑制されています。このホルモンの分泌が不足していると夜尿症になりやすいです。もうひとつは、尿を膀胱に貯めておく機能の未熟性により膀胱容量が減少しているケースです。
なお、夜尿症は決して珍しいことではなく、小学校低学年の児童では10人に1人の割合でみられるとも言われています。そのため、過度に心配する必要はないのですが、何らかの病気が原因のケースもありますので、念のため、泌尿器科で必要な検査を受けておくとよいでしょう。