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一般内科は、日常的によく見られる症状の患者さまを対象として、問診・検査・治療などを幅広く行う診療科です。風邪でよく見られるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、痰、喉の痛み、発熱などの諸症状をはじめ、日々の生活の乱れが積み重なって起こる糖尿病や高血圧、脂質異常症など、様々な病気の診療を行います。当院の一般内科では、簡単な外科的処置を行うこともありますが、通常はお薬などを処方し、内科的に治療を進めていきます。
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様々な病原体が原因となり、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、喉の痛み、咳、痰、頭痛、発熱などの症状が出現する病気です。嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状を伴うこともあります。こうした症状に悩まされますが、通常は3日~1週間程度で改善していきます。治療においては、様々な症状を抑えるため、解熱鎮痛剤や鎮咳薬、去痰薬などを組み合わせて処方いたします。
胃や腸に炎症が起きる病気です。炎症が起きる原因は様々ですが、細菌やウイルスに感染しているケースがよくみられます。具体的には、ノロウイルス、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ロタウイルスなどがあります。また、毒キノコや寄生虫が混入している食物、有害な化学物質を食べるといったことで発症するケースもあります。主な症状は、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などです。さらに、倦怠感や発熱などの全身症状がみられることもあります。
治療は胃腸や整腸剤の処方になります。細菌感染による胃腸炎の場合、抗生物質を使用することもあります。なお、胃腸炎によって嘔吐や下痢が続くと、脱水症状を引き起こすことがあります。経口摂取での水分補給に問題がなければ、スポーツドリンクや経口補水液等を飲み、常に水分を補給することが重要です。
便秘症は、スムーズな排便が困難になる病気です。排便回数が減少すると、硬い便が排出されることが増えます。そのため、痛みや出血を伴うこともあります。残便感がある、便が腸内に溜まっている感じがするといった方は、便秘症の可能性があります。
便秘症は誰にでも起こりうるのですが、腸の動きが弱い方、食物繊維の少ない食生活の方、脂っこい料理を好まれる方、運動不足の方、ストレスが溜まりやすい方によくみられます。 このほか、胃腸などの病気の一症状として発症する便秘もあります。便秘が続いているときは、きちんと医療機関を受診し、病気の有無を確認するともに、便秘の状態を改善させることが重要です。
慢性頭痛は、日常的にも非常によくみられる状態のひとつです。多くの場合、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛ですが、非常に危険な病気が潜んでいることもあるので、きちんと検査を受けておくようにしてください。なお、片頭痛は女性に多く見受けられ、頭の中の血管が何らかの理由によって拡張することで発症します。この場合、こめかみから目の辺りがズキンズキンと痛むことが多いのですが、非拍動性のケースもあります。主なリスク要因は、精神的なストレス、飲酒、チラミンを含む食品の摂取、女性ホルモンのバランスの変化などです。
緊張型頭痛は、身体的ストレスや精神的ストレスが大きく関係する頭痛です。頭や首の筋肉が緊張することで起こりやすくなります。これに伴い、頭重感や頭部の圧迫感、めまい、肩こりなどの症状が起こります。
群発頭痛は、片側の目のくぼみの部分からこめかみにかけて、目がえぐられるような痛みに悩まされるタイプの頭痛です。非常に強い痛みが起こり、救急搬送を要請される方もいらっしゃいます。主な原因としては、頭部の血管拡張が指摘されています。お酒を多飲される方、タバコを吸われる方、血管拡張薬を使用されている方によくみられます。
血圧が慢性的に高くなってしまう病気です。医療機関で何回か血圧を測定し、収縮期血圧(最高血圧)が140 ㎜Hg以上、もしくは拡張期血圧(最低血圧)が90 ㎜Hg以上の場合に診断されます。なお、高血圧のなかには本態性高血圧と二次性高血圧がありますが、日本人の場合は、本態性高血圧のケースが多いです。これは、高血圧を引き起こすとされる基礎疾患がなく、原因を特定することができないとされるものです。高血圧になりやすい体質の方をはじめとして、不摂生な生活習慣を続けている方によく起こります。
塩分を過剰摂取されている方、運動不足の方、タバコを吸われる方はリスクが高くなるので、お早めに生活習慣を見直すことが大切です。生活習慣の改善でも血圧の改善を認めない場合、主に血圧を下げるお薬を処方します。患者さまの血圧の状態によっては、何種類か組み合わせて投与されることもあります。
高脂血症は、血液中に含まれるLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が基準とされる数値を超えてしまう病気です。
なお、高脂血症を発症しても、自覚症状がみられることは、ほとんどありません。そのため、健康診断などで脂質の異常値を指摘されたとしても、医療機関を受診せずに放置されているケースが少なくないようです。しかし、高脂血症が進行すると、動脈硬化によって脳卒中や虚血性心疾患のリスクが高まり、生命にも影響する重篤な合併症を引き起こすようになります。このような状況にならないためにも、お早めに医療機関を受診し、お薬などによる治療を受けるようにしましょう。
糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。血液中に含まれているブドウ糖は、脳などのエネルギー源となるもので、細胞に取り込まれることで、その働きをします。しかし、糖尿病になって膵臓から分泌されるインスリンが減少すると、ブドウ糖をうまく細胞内に取り込むことができなくなります。そのような状態になっても、初期の段階ではほとんど症状がみられません。しかし、進行するにつれて、喉の異常な渇き、多飲、多尿、全身の倦怠感、体重減少などの症状が現れるようになります。
さらに、糖尿病網膜症や糖尿病腎症、糖尿病神経障害などの合併症も起こります。こうした病気が進行すると、失明に至ったり、人工透析が必要になったりして、日常生活に大きな影響が出ます。さらに、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などのリスクも高まります。そのため、なるべく早い段階から食事療法、運動療法、薬物療法を開始するようお勧めいたします。
血液中に含まれる尿酸の濃度(血清尿酸値)が7.0 mg/dL以上になると、「高尿酸血症」と診断されます。この疾患自体は、目立った自覚症状がみられないことも多いです。しかし、尿酸は水に溶けにくい性質があるので、高尿酸血症の状態が続くと、尿酸塩が作られてしまい、長い針状の結晶が関節内に沈着するようになります。これに伴い、足の親指の付け根などに炎症反応が引き起きることがあります。患部が腫れあがり、瞬く間に激痛に襲われるようになります。このような状態のことを「痛風(痛風発作)」と呼びます。
なお、痛風は激しい痛みを伴うのですが、通常は1~3日ほどで痛みが治まります。しかし、高尿酸血症が治ったわけではないので、放置していると再び痛風発作が起こります。さらに、尿路結石や痛風腎、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などを発症するリスクを高めるので、注意が必要です。
睡眠中に呼吸が一時停止したり、低呼吸な状態に陥ってしまう病気です。睡眠時無呼吸症候群になると、眠りが浅くなり、熟睡感が得られません。そのため、睡眠時間を十分にとったつもりでも、日中の眠気、集中力の低下、頭痛、疲労感などに悩まされます。車を運転しているときに強い眠気に見舞われ、人身事故を引き起こしてしまうケースもあります。ご家族などから「いびきが大きい」、「呼吸が止まっていることがある」と指摘された方は、お早めに当院を受診し、必要な検査を受けるようにしてください。